たつや

2000年11月28日
同じ病院の外来に務める看護婦さんが亡くなりました。
32歳。
5年前に中途採用で入った当時から
年が近かったこともあってそこそこ話したり
飲みに行ったりしてた人でした。
先週仕事場で話したり顔を見たりしたのに
今日は白木の棺の中にいました。
彼女は19歳で結婚して20歳で子供を産み
その後離婚して坊やと2人で暮らしていました。
5年前はまだ准看で看護学校に通いながらの
勤務でした。
2年前に正看になって内科外来では一番気の付く
看護婦さんだと思ってました。

昨日、連絡もなしに病院を欠勤したそうです。
家に電話しても携帯に電話しても
連絡がつかなかったそうです。
夕方に亡くなった事がわかったそうですが
どういうふうに、どこで亡くなったのかまでは
まだ聞いていません。
棺に眠る彼女はきれいにお化粧されていて
髪の毛もきれいにセットされていて
よく言われることですがまさに眠っているようでした。
ただ、肩まですっぽり布団を掛けられ
セミロングの髪で首をくるむようにしてあった
のが印象的でした。
顔以外の部分がどうなっていたのかは
想像するつもりもありませんが
苦しんだ顔ではなかったので
じゃ、ね、ばいばい、って。帰ってきた。
生前そんなに親しかったのかな?と思うような
病棟婦長とかが声をあげて泣いていたのが
不思議でした。

お母さんは卵巣がんの手術をしてリザーバー治療
中です。時々検診時に腹部エコーに来てました。
お母さんは憔悴しきったように泣いていました。
そして一粒種のぼく、たつやは
ちらっとしか見なかったけど
泣いてはいなかった。ただ何の表情もなく
泣いていなかったです。

たつやはハンサムでかっこいいから
そのままでいな。
お母さんが亡くなったのは悲しいだろうけど
死んだことでお母さんは悲しくなくなったかも
しれないんだよ。

でもそんなこと解れないよね。


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